沖縄の十五夜にはフチャギ

沖縄の文化

沖縄では、旧暦の8月15日(十五夜)にはフチャギが欠かせません。

フチャギとは、モチ米の粉と水と塩を混ぜてこねて蒸した「モチ」に塩茹でした小豆をつぶさずにまぶしたお餅です。
見た目は甘そうですが、全く甘くない塩味です。本土で言う「お赤飯」みたいな感じかな。

スーパーのノボリも、団子じゃなくフチャギ。

沖縄では、餅つきをする文化は無く、本土で言う「団子」のことを「モチ」というのです。

昔は各家庭で手作りしていましたが、最近はスーパーで買う方が多いです。
スーパーでは「甘フチャギ」と言って甘いものも売るようになりました。

黒糖フチャギも。

イオンモールライカムにもフチャギコーナーがありました。

だいたい一個100円くらい。
最近はいろんな味がある。

これは「スーパーかねひで」
イオンと変わらない

フチャギは、ヒヌカン(火の神)と仏壇に、豊作を祈念して供えた後、食べます。
今年は十五夜の月は薄い雲がかかっています。

つぶしてない小豆がまぶされているのが、虫みたいで気持ち悪いと感じる人もいるみたいです。
この小豆は魔除けなので、気持ち悪く感じる人は体に悪いものがいるのかもしれません。
すぐ食べた方がいいですよ。

ちなみに、十五夜の翌日に売れ残ったフチャギが半額で売られることが多いので、食べたいだけの人は1日遅く買いましょう。
オススメのスーパーはユニオンです。
沖縄土産にしても面白いかもしれません。

子供の頃は昔ながらの塩味はあんまり美味しく感じなかったけど、歳を重ねると美味しく感じてきました。

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