喜友名泉(ちゅんなーがー)

沖縄の文化

宜野湾市の米軍基地の中にあるカー(湧泉)に行ってきました。

キャンプフォスターという米海兵隊の米軍施設の中にあります。
沖縄県民はキャンプフォスターじゃなくてキャンプ瑞慶覧と呼んでますよ。
キャンプ瑞慶覧の西普天間住宅地区に隣接する泉です。

県道81号線沿いの高台に案内があり、ちょっとしたポンプでくみ上げた水辺(せせらぎ)が作ってありますが、本当の泉はここから山道を下った米軍のフェンスの中にあります。

信仰の対象となる御嶽なので、山道を下れないお年寄り達に配慮して、道沿いでも御願できるように整備したのかな?

この森の中にカーがあります。手前の建物は米軍施設。奥の方は北谷の街並み。

チュンナーナナヌカーという7つの泉があるのです。
ここから入れるのはそのうちの2つ「ウフガー」と「カーグヮー」です。
ふたつ合わせて「チュンナーガー」と言います。

階段を降りて振り返ったところ。

階段の下には米軍のフェンスです。
入るにはカギが必要なんですよ。米軍基地の中ですからね。

カギは宜野湾市役所で貸してくれます。

今回は新年のあいさつ御願に行く方についていったからカギの借り方は知らない。

看板のネコの絵の上に鳥。チュンニャーだって。
宜野湾市教育委員会面白いな。

フェンスの中の道を通る。

自然豊富です。いろいろ生き物いそう。ここで一晩過ごして見たい。

到着です。森の中の泉。時が止まったかのよう。実際、70年近くほとんど変化してない訳で。

このまま公園にでもして残して欲しいなあ。

生活のために使っていた泉ですが、どう使っていたのか想像すると楽しいですよ。
ここで野菜とか洗ってたのかな。

水がすごく綺麗です。生き物いろいろいるんだろうな。
よく言われることですが、米軍基地のおかげで自然が残ってるのですのは確かです。

でも、米軍基地さえなければ、広い平野を県民が利用できる訳で、ワザワザ海の埋め立ても、森の開発もしなくて済んだはず。

19世紀頃に作られた石組みらしいです。1800年代ですよ。

隣接している西普天間住宅地区が今、再開発工事中なんですよ。
工事の影響で水が変化しないか調査してるみたいです。
ちゃんとやってて安心。

この場所が返還対象なのかは知りません。どうなんだろ。

81号線から見えてたキャンプズケラン西普天間住宅地区の米軍住宅はもう取り壊されました。

取り壊す前に一度入ってみたかったなあ。

広々とした敷地に平屋建ての米軍住宅を、ここを通るたびに羨ましくみてましたよ。

でも今は完全に更地です。基地の時は気が付かなかったけど、ここすごくいい土地だな。眺め最高。マンションとかできたら高く売れそう。

帰り道、石平交差点のサムズカフェ。

リージョンクラブの看板残ってんだな。

20年くらい来てないや。

帰りにライカムのイオンで用事を済ませて車をだすと、

沖縄マラソンの交通規制にひっかかり家に帰れない。嘉手納基地ぐるっと回って帰りましたよ。あまりにも案内少ない。

沖縄マラソンって嘉手納基地の中も走るんですね。

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